DAZ 3Dの「Indie Game Developer License」をUE4で有効活用したい
「うーん、やっぱりトゲが生えちゃうなあ……」
妹「なにこの珍妙なキャラクター? 兄が作ったの?」
「いやそうじゃなくて、買ってきたデータなんだけどね。読み込みが上手くいってないみたい」
「このDazって会社は、Poserという3Dキャラクターの着せ替えソフト用に、キャラクターデータを作ってた会社なんだけど、ここ製のキャラクターデータをゲームとかで使えるライセンスがあるから、それを使うとUE4でも使えるかなあと思って試してたんだよ」
妹「無料なの?」
「あー、超お高いです。最低限必要なのは、そもそものキャラクターデータと、FBX保存プラグインと、インディーゲームライセンスだけど、数万円はする。諸々のセールを併用しても高い。さらに標準の以外に服とか髪型とかのデータも買ったらもっとかかる。普通にUE4用のアセット買ってきた方が安い」
※インディーゲームライセンスが必要なのは"3Dデータとしてゲームに組み込む場合"だけで、レンダリング済みの画像をゲーム内での立ち絵に使ったり、ムービーとして出力されたデータをゲームに使う場合は不要
妹「えー……なぜそんなものを買っちゃったのか」
「昔3Dにこってた時にちょっと買ってた分があるんだよ。カスタマイズの幅が広いし、キャラクター以外に背景や小物として使えるデータもあるから。UE4用のアセットは好みに合うのがなかったのと、UE4以外で使いたい場合にどうなるのか心配。その点Dazの場合Unityで使おうがUEで使おうが自由だし、データの改造も出来るから安心。実は前回のぷちコンに使おうとしてたんだけど、なんというか、顔にトゲがはえちゃってたから、時間的に間に合わなかった」
妹「いや、そもそもトゲが生えてるのがおかしいんだけど、欠陥商品なんじゃないの?」
「そういうのじゃなくて多分FBX形式の問題。前にも言った気がするけど、ちゃんと読み書きするのが難しい形式だから。元のデータはDazStudioというソフトはではこういう風に見えている」
妹「トゲは生えてないけど、つるっぱげになってる」
「髪とか服とかも含めるとデータが複雑になるから、とりあえず素体だけでUE4に持っていけるか試してた。上手くいけば、これで色々カスタマイズして、アニメーションも付けたデータを、UE4に持っていけるはずなんだけど」
妹「でも上手くいってないと」
「それで直接UE4で直接読み込むはやめて、いったんBlenderを経由させてみようかと思ってる。Blenderで作ったデータをUE4で動かす資料は多いから、Blenderまで持っていければ何とかなるはず」
(つづく)