Blender修行(7) 不思議なグリースペンシル
「このグリースペンシルっていうのも面白くて、3D空間上に落書きが出来るという仕組み。昨日の画像に入れた解説も実はグリースペンシルを使ってた。だからちょっと回転させると変なとこにいく」
「こういう感じで、カメラを回転させると動く。初期状態だと、カメラと並行で、3Dカーソルと重なる面に線が書き込まれる。設定を変えることで3Dオブジェクトの表面にそって書き込んだり、常に固定された状態にも出来るけど」
妹「この線をゲームで使うの?」
「これはデータ的にはポリゴンじゃないから、このまま使えないけど、線の周りをポリゴンでチューブ状に覆ったり、この落書きにそってポリゴンを生成したり出来る。単純に作業メモとして使ってもいい。邪魔な時は非表示にも出来るし」
妹「いまいちどういう風に使うものなのかピンと来てないんだけど……」
「見かけた例としては、頭にそって線を何本も引いて髪の毛を作ったり、複雑な形状のモデリングに使ったりしてた。あと、これでイラストを描いて、アニメーションをさせてる人もいた」
GP - ¨Curiosity¨ Grease Pencil & Krita. Fan art, original ilustration by Mayumi. Animation by Daniel M. Lara (Pepeland) from psl on Vimeo.
「Blenderで線画を作って、Kritaで着色してるらしいんだけど」
妹「Kritaで塗るんだったら線画もKritaでよかったのでは……」
「それはそうなんだけど、こういう可能性もあるということで。変形とかはBlenderと同じ操作で出来るし。3Dデータとの併用もその場で出来るというのはメリット」