SustancePainterによるドーナツ作り
ドーナツとの戦いの歴史
imoue.hatenablog.com
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妹「またドーナツ作り始めてる……」
「ドーナツとのつらく厳しい戦いは終わらないので。今回はSubstancePainterを使って戦うことにする。ただ、これ自体にポリゴンモデルを作る機能はないので、まずはBlenderで土台を作ってから、それをSubstancePainterにもってくる」
妹「これは失敗ですな」
「まずBlender上でスムージング設定してなかったからカクカクのままで。着色を物理ペイントをというのをやってみようとしたんだけど、なんか思ったようにいかず」
妹「物理ペイント?」
「3Dモデルにそってこぼれ落ちる的な。まあこれはちょっと勉強しないとやり方がわかんないので、いったん諦めて再チャレンジ。ちなみにBlenderは練習を兼ねて2.80のβ版を使ってみている」
「ドーナツ写真を見てると、そんなにきっちりしたトーラスではないなあと。光が反射に違和感がある。断面が円じゃなくてもうちょい四角よりというか。なので、プロシージャル編集で下方向に移動させて調整。念のためすこしポリゴン数も増やして、スムージングをかける」
「あとで色の塗り替えがしやすいように、塗りつぶしレイヤーでピンク一色のレイヤを作って、マスクでくりぬいていく感じにした。塗った部分は色だけじゃなく高さを増やす設定だから」
妹「なんかボコボコしてるね」
「ちょっと塗り残しがあった。高さ表現が効いてるのは確認できた」
「ドーナツ部分とアイシング部分で高さが違うのは当然として、アイシング部分自体にも高さの変化が欲しいと思ったので、もう1枚レイヤを追加。この時点でアイシングをレイヤーフォルダに入れて、レイヤーにあったマスクをフォルダの方にコピーして使用」
妹「たしかに立体感はあるね。何かを塗ったくったような。塗り残しはそのままだけど」
「そこはアイシング用のマスクがかかってる部分だから。マスクがかかってないと、うっかりはみ出した時にドーナツの生地が盛り上がってしまうので。生地自体に変化をつけるにしても、別レイヤでやった方がわかりやすい気がする」
「砂糖がかかってる感を出したかったから、白いレイヤをうっすらかぶせて、濃淡をつけてみた。これはいまいちだったかも」
妹「レイヤを重ねていくあたりはお絵かきソフトっぽいね」
「レイヤとしてはこんな感じ。レイヤが分かれてれば別々に修正できる。あとで色を変えるというのもあるし、模様とか質感とかを加えるにも便利だから。普通に色だけ見るとこんな感じだから、高さ効果が出てる」
「塗りつぶしレイヤーを使ってるから、質感がいまいちだなと思ったら別のマテリアルに変えてもいい」
「例のつぶつぶも、色と高さで表現できる。粒を増やすのはタブレットで短い線を描くだけだし、消すのも簡単。ポリゴンも増えなくて済む」
「あくまでテクスチャでそういう風に見せてるだけなので、見る角度によっては、変だとバレちゃうんだけど、ゲーム中に登場する小物とかにはこれぐらいでじゅうぶんじゃないかなと思う。なにより作るのが簡単」
妹「簡単なんだ」
「若干操作に慣れる必要はあるけど、ポリゴンを一度操作すると、元に戻したり違う風にするの大変だけど、レイヤを消せばなかったことに出来るし・元の形がシンプルだから、マテリアルを変えるだけですぐ違う味にチェンジもできそう」