自作ハードウェアカーソルのホットスポット #UE4

「昨日は記事が長くなりすぎたから端折ったけど、hotspotの設定も重要になる。hotspot自体は普通の英語で、重要地点みたいな意味合いになる」

妹「カーソルに重要地点とかあるの？」

「この場合は、マウスカーソルが指し示している場所はどこか、というのをhotspotと読んでる。これはUE4に限らずマウスカーソル業界でそうなってるみたい。ただ普通は左上からのピクセルで指定するけど、UE4では0.0~1.0で指定する」

妹「よく見かけるパターン」

「画像サイズを基準に、左上が(0.0, 0.0)で、右下が(1.0, 1.0)になる。真ん中だと(0.5, 0.5)。画像サイズを100の倍数とかにしておくと計算が楽けど、他のサイズでも計算すれば出てくる」

妹「矢印じゃない場合はどうするの？」

「その場合でも、どこかカーソルにしたい場所はあるはず。お絵かきソフトだと丸いカーソルの中央にホットスポットを作ってある例も多い。ブラシのサイズを表現出来る、左利きでも使いやすいというメリットがある」

妹「左利きだと矢印は困るの？」

「矢印がというか、矢印の向きに違和感がある。ペンの傾き的に右上を指して欲しい。一番きついのは液晶タブレットで左上向き矢印な時で、もしカーソルが変更出来ないとソフト自体使用不能なレベルで辛い」

妹「それはよくわからないけど……Windowsのアップデートとかで急に矢印が逆方向になったりしたらイヤかもしれない」

「丸以外に十字の、いわゆるクロスヘアーと言われるカーソルも人気。これも左右の利き手を問わないし、カーソルであまり物が隠れないのがメリット。まあどんなカーソルでもどこかにホットスポットはある」

妹「うーん、でも矢印の先っていっても、どこが先なのかって結構難しい問題のような」

「カーソルの絵柄によっては少し内側にした方が自然……自然に思えるかもしれないけど、経験上どういう絵柄でも一番先端部分にするのが使いやすい。隣のピクセルは透明っていうギリギリのところ。実際使ってみたらわかるけど。ホットスポットを内側にするとカーソルで隠れる部分が増えるし、ウィンドウ外にカーソルを動かした時に変化で気持ち悪くなるから」