Blenderでドーナツ作り(3) マグカップも作る
「サッカーの試合もへってきて、体調もだいぶよくなってきたので、Blenderによるドーナツ作りを再開」
妹「完成してなかったんだ」
「まだチュートリアルの半分ぐらいしかやってないから」
「昨日今日とやってたのは、動画のPart5で、マグカップを作るという部分。記憶だけで作るのは簡単そうでむずかしいから、Google画像検索で写真を探してきて、それを見ながら作るという……」
妹「それって大丈夫なの? 権利的な」
「そこはむずかしい話なんだけど、普通の日用品の形そのものに何か権利が発生するということはない。写真自体に創作性があるようなのは、3Dの資料には向かないから使わないだろうし。ただ絵柄とかロゴとかはまた別の問題が。あと立体商標になってるのも危険」
妹「立体商標?」
「コカ・コーラのビンとか、ヤクルトの容器とかは、それを見ればわかるということで、法的に保護をされてる。それが3Dデータにどの程度影響するかわからないけど。誰が見てもどの商品かわかるような形というのは、あまりよくない」
妹「100%安全な方法ってないのかな」
「100ではないけど、なるべく安いのを買ってきて、自分で写真撮って使うというのはかなり安全性が高い。資料に使いやすい角度で撮れるのもメリット」
「まあとにかくそんな感じで作る。16分割の円柱を基本に、ループカットによる分割と位置合わせ。ごちゃごちゃしないように、ドーナツとレイヤを分けてるけど、このへんはBlenderのレイヤ操作法を他で見たほうがわかるかも。動画の中でも、2.8になったらもっといいかんじのシステムになりそうという話をしている」
妹「兄がこないだ買ってきたCG WORLDという本に2.8ではって色々書いてあったけど、まだ出てないの?」
「ベータ版か、ベータより前版だったかが出てるし、ちょっと使ってみたことはある。見た目とかわかりやすくなってるけど、動画の操作と合わせたいという理由もあって、今は2.79でやってる」
「あと円柱の真横に面がないと持ち手の部分を作りにくいので、Z軸を中心にちょっとだけ回転させる。16分割だから、(360度 / 16分割 / 2(半分) )ということで、11.25度回転させると、丁度側面にくる面が出来る」
「押したボタンが動画内に出てくるから、英語わからなくても何をしたかはわかるんだけど、Part4までは実況中の顔がかぶっていてそれがよく見えないという問題があった。悲しいアクシデント」
妹「悲しい……」
「Part5からは顔の位置が変わって見えるようになったので大丈夫。でも細かい部分はやっぱり他の資料も見た方がいいかも。下絵の設定方法、座標の表示単位の変更。あと数値入力欄に計算式を入れられるというTipsも。gキーを二度押しすることで、頂点を辺にそってスライドできるのも便利」