UE4でNintendo Switchのゲームをどうやって作るのか?
妹「4.15のアップデート内容見てるとさ、スイッチのゲーム作れますって書いてあるんだけど、作れるの?」
「それは個人ではいまのところ無理。任天堂のゲーム機は、普通に売ってるゲーム機とは別に開発機という、色違いの制作者専用機がある。作るのはパソコンで作るんだけど、実際テストプレイする段階で開発機が必要になる。でもこれがまだ発売されてない」
「発売の予定はあるんだけど、5万円ぐらいするらしい」
妹「開発機がまだないんだったら、今作ってる人たちは一体どうやって作ってるの?」
「たぶん開発機の試作機とか、少数生産したバージョンがあるんじゃないかな。当然Epic社もそういうのを持ってて、それを基準にUE4を対応させてるはず」
妹「でもそれで自分のゲームも遊べるんだったら、普通のじゃなくてそっちのバージョンが出るの待ってから買えばよかったのかな」
「いや開発機が出てもたぶん普通のゲーム動かないと思う。少なくとも今までの任天堂の開発機はそんな感じ。制作用に色々出来る機械だから、それを使って不正なアレコレをやりやすくなるのが嫌なんだと思うけど」
妹「両方買わないといけないとなると、やっぱりお高いね……」
「例えばXBox Oneの場合だと、市販のゲーム機をそのまま開発機として使えるらしい」
妹「親切ですな」
「でも個人じゃ開発者としてのユーザー登録ができないから、会社を作って、会社としてマイクロソフトと契約を結ぶ必要がある」
妹「……不親切ですな」
「会社作ると多分5万円以上かかる。任天堂の場合は個人制作者でも開発機を買って、ゲーム販売も出来るようになってる。最初は日本からだと登録できなかったけど、半年ぐらい前から出来るようになった。兄も登録はしている」
妹「いつのまにそんなことを。そうすると5万円の開発機というのが買えるようになったら、それを買って、ゲーム作った場合、それ売れるの?」
「多分売れると思うけど、ただ今までの例だと、ダウンロード販売のみの場合でもCEROの審査が必要だったみたいで、それが噂では数十万かかるとかで」
「この記事にWiiUの時に個人で出したケースの事例が書いてあるから、Switchでもこんな感じになる可能性が高い」
※3/20追記
任天堂側でもこのハードルの高さは認識していて、もうすこし簡単にゲームが出せるようにしようと考えている様子
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妹「なんかよくわからないけど大変そうだ」
「ただUE4で作れることはわかってるわけだから、まずはパソコンかスマートフォン向けで作って、それで人気がでたら調整してSwitch版を出すみたいなパターン。こういうのが個人の場合だと多くなるだろうと思う」