UE4.11以降でHTML5パッケージ化に失敗する場合の対処法
「昨日なぜかHTML5のパッケージ化が上手くいかなくて、プロジェクトの設定をどうやってもこういうエラーが出てた。調べてみると、4.13だけじゃなく、4.11と4.12もそうだった。4.10は平気だった」
>> UATHelper: パッケージ化 (HTML5): Program.Main: ERROR: AutomationTool terminated with exception: System.IO.FileNotFoundException: ファイル 'C:\Program Files\Epic Games\4.13\Engine\Intermediate\Build\HTML5\.emscripten' が見つかりませんでした。
「でも妹のパソコンでやるとこれ出ないんだよ。普通に成功する。だからパソコン側の問題っぽいと思って調べたところ、環境変数のHOMEが原因ということがわかった」
「このHOMEという行を消せば、問題なく動作するようになる」
妹「見たことない画面」
「普通に使ってる分には見ないで済む画面で、何かをインストールする時に勝手に設定される分がほとんど。ただHOMEに関しては自動で作られることはまず無いから、自分で作った場合だろうと思うけど」
妹「なんでそんなの作ったの?」
「UNIXで作ったソフトウェアの移植版とかで、これがないと変な場所に勝手にファイル作ったりして、それを消していい物なのかどうかがわかりにくくなるから、どこに作ればいいのか設定してあった」
妹「HTML5のやつもその設定を使うの?」
「HTML5のパッケージ化は複数のソフトウェアが連動してて、決められた場所にファイルを置いとくから、次頼む……っていう感じでリレーしてるんだよ。そのリレーのどこかのタイミングで、送る方はHOMEで設定した場所に置いて、受け取る方がHOMEを無視した場所を探して、それで重要なファイルが無い、ということになってしまったらしい」
妹「でも4.10では大丈夫なんだよね?」
「UE4のバージョンアップの時に、そのリレー用のソフトウェアも更新されたり、リレーの方式を変えたりするから、そういうのでちょっと変わったんだと思う。とりあえずHOME変数を消して、他で不都合が出ないか様子見中」