MODO修行編(10) テキストのポリゴン化
コラム : MODOモデリング基礎編 : テキストツールを使ってみよう :: MODO JAPAN GROUP -
「ロゴとか作る時に使う、テキストの3D化」
妹「穴あいてない? "お"のところ」
「あいてる……なんで開いてるのかよくわからない。どうも一部のポリゴンが裏返ってる感じではあるんだけど」
妹「じゃあそこだけひっくり返せばいいのでは?」
「それが妙なところとくっついて、ポリゴンがグルグル巻きになってるというか。あと通常のポリゴンと違う状態だから、そこだけ調整というのができない。いったんポリゴンとして確定させればできるのかも」
「厚みをつけてみたけど、穴は元に戻らなかった」
妹「"お"の字だとこうなるの?」
「そういうわけでもなく、他のフォントだと普通だったり、他の字が駄目だったりする」
妹「こんどは"B"の穴が塞がってる……」
「現実的には変なところを直すよりも、別のフォントを試した方が早そうな感じ」
妹「字がなんか下の方にはみ出てる感じがするのは?」
「あー、基本的には文字の左下が基準になるんだけど、なんというか、アルファベットって下にはみだすんだよね。英語のノートで3本引いてある、その上から2本目のところがフォントの基準の線(ベースライン)になってる。だからfの文字とかはめちゃくちゃ下にはみ出る」
妹「日本語でもなるの?」
「日本語フォントはあんまりそういう調整の仕方をしてないから、ベースラインより上に字がそろう。ただデザイン上微妙にベースラインより下にはみ出ることもあるし、そのへんあんまり明確なルールはないらしい。だからあんまりギリギリに配置しちゃうと、予定の範囲をはみ出すおそれがある」
MODO修行編(9) キーボードのモデリング
コラム : MODOモデリング基礎編 : キーボードを作ろう :: MODO JAPAN GROUP -
「こういう機械物は作ったことなかったんだけど、1から順にやってきてるので、手順通りにゲーム感覚でやってみた」
妹「字はついてないの?」
「それやると難易度がだいぶ上がると思う。他にも、キーの表面が曲がってたりとか、押しやすい角度に調節したりとかあるけど、まあ遠目に見ればキーボードっぽいという感じで」
妹「並び方のわたしが知ってるのと違う気がする。キーの数も違う?」
「これはコンパクトタイプだから。ノートパソコンとかだとこういう感じで、数字キーのかたまり(テンキー)がなかったり、色々節約されてる」
「新しく出てきた手法としては、キーの大きさを買える時に使った、絶対スケールというやつが気になった。一回作った四角とかをあとで大きさ変えたい時に使うやつ。普通の拡大縮小だと、今の大きさからの何%とか、相対的な指定しかなかったから。絶対値で何センチに調整とかに出来る方法が見つかったのはよかった。なかったらどうしようかと」
MODO修行編(8) 選択を増やす
コラム : MODOモデリング基礎編 : 王冠を作ろう :: MODO JAPAN GROUP -
「次は王冠を作るやつ。王冠といってもキングスライムがかぶってるやつじゃなくて、瓶のフタのやつだけど」
「円柱に規則的な操作をして、でっぱったりへっこませたりすることで作る。ベベルの操作の時に丸めレベルを0に減らしておくと、隙間にできるポリゴンが1枚になって、作例通りの感じになる。王冠作りで頻繁に出てくるのが、選択を増やすという機能」
「メニューにもあるけど、これはカーソルキーの上を押した方が早い」
「最後に選択した項目2つの雰囲気から判断して、次にどの場所を選択したらいいのか? というのを自動的に判断してくれる機能。途中で面が曲がって歪んだりしててもいける」
妹「賢い」
「ただこういう感じのには対応してくれなかった」
妹「これは斜めに増やせばいいように見えるけど」
「そうなんだけど、上手く認識できないみたい。基本的にはループ選択機能の派生版で、ループ選択できるとこにしか効かないんだと思う。ループの途中で何個か飛ばせるというか。あとちゃんと選択してるはずなのに上手くいかない事が1度あって、その時は操作ミスで無駄なポリゴンが混入してたみたい。その部分やりなおしたら正常になった」
「こういう複数選択した物を規則的に増やすのも苦手。こういう場合はまず縦の線だけ普通に増やして、そのまま追加で横の線を2本足していけば良さそう。あくまで最後に選択した2つの場所と順番だけが基準だから、途中で違うとこ選択すれば増やす位置も変わる。複雑なことはできないけど、操作が簡単で覚えやすいのがいい」
妹「そういえば昨日の机はどうなったの?」
「やっぱり押し出しに失敗してたみたい。引き出しのとこを作り直したら色がついた。変なことになってないか、作ってる途中も時々レンダリングして様子を見た方が安全な気がする」