妹、ドラゴンになる
妹「なんかドラゴンになったらしい……」
「そーなの? そうは見えないけど」
妹「サンプルをながめてたらこんなのが出てきたんだよ」
「なんだろ? さっぱりわからん」
妹「英語では"Here be dragons!"になってて、調べたらプログラマーが触っちゃ駄目なところに書いとく言葉らしいんだけど、知ってる?」
「知らない」
妹「やっぱりこの兄は偽プログラマーなのでは?」
「えーーーー いや、そういうのってコミュニティで発生する方言みたいなものだから。そこに関わらないと何年やっててもわからないんだよ。hogeとかfugaみたいなのと一緒で」
妹「ほげ?」
「説明とかする時に、特に意味のない変数名として使うんだよ。でもプログラミング言語のマニュアルには書いてない。寿司をシースーと言うような業界用語的な」
妹「シースー……ふるい……」
「hogeも相当古い。使われだしたのが80年代って話だから。今ではあんまり使われない。あと外国の人に通じないのも問題。英語圏ではfoo、barという意味のない名前がある」
妹「ふーばー???」
「っていう風になるから、ちゃんとした文書で使う場合はこういう説明が必要になるんだけど、説明するぐらいなら別の書き方した方が早いという」
http://www.puni.net/~mimori/rfc/rfc3092.txt
妹「ドラゴンもそういう業界用語なのか」
「たぶんね。日本語だとどういう言葉になるのかな、猛犬注意とか?」
妹「ドラゴンじゃなくイヌ!?」