UMGウィジェットの表示がHTML5だと変わってしまう件(2) 何かがおかしいということはわかった
「どうも表示がおかしいのはフォント部分みたいなので、HTML5のフォント表示について、いくつかの設定を試してみたけど、同じだったり、そもそもブラウザでエラーになったり、どれも上手くいかない。それで新機能も試してみた」
「4.14だったか15だったかから、フォントの保存方式が変わってる。古いままでも使えるんだけど、アップデートするボタンが追加されてる。これをアップデートするとどうなるか? というもの。でも結果は全く同じだった……」
妹「じゃあこの話とは関係ないアップデートだったのか」
「特に関係あるとも書いてなかったからね」
「次がこれ、4.14の縁取り機能を試したもの」
妹「悪化した……」
「字が霞んで、しかも太くしてない字までこれだから、もうわけがわからん……」
「とりあえず海外のAnswerHubを見てみると、だいぶ前のバージョンからフォントサイズがおかしいとて言ってる人はいたんだけど、どれも言い出した人が居なくなったとかで、そのままになってる」
妹「解決してない……」
「というわけで、とてもどうにかなりそうな感じがしない。とりあえず現状ではHTML5にするならウィジェット使わないで何とかした方が良さそう。特にフォント関係は」
UMGウィジェットの表示がHTML5だと変わってしまう件(1) 状況確認
「シューティングゲームに得点表示を付けたいんだけど、ウィジェットに関しては以前妹が作ったゲームでちょっとした問題が起きてるのが未解決。また同じ問題が起きたら嫌だから、これを解決してから取り掛かりたい」
妹「ちょっとじゃないよ! 大問題だよ!」
思ってたやつ
出てきたやつ
「これはタイトル画面だけど、なんというか、字がちょっとちっちゃくちゃってるというか、ズレてるというか。他の画面でもこうなっちゃうという問題。ネットでざっと見た感じではそれっぽい情報が見当たらなかった」
妹「そうなんだけど、なんか背景が違うような。山とか水とかあったと思うけど」
「元のゲームには色んなデータがあって、原因の絞り込みが難しいし、HTML5のパッケージ化にも時間がかかってしまうから、空のプロジェクトにタイトルのウィジェットだけを移行したんだよ。参照してるアセットもついてくる」
「これで問題が再現したから、原因はこのウィジェットの中にあって、プロジェクト設定はデフォルトの状態でも起こるというのが確認できた。一歩前進」
妹「時間かかるのはやだなあ……」
「パソコンの性能にもよるだろうけど、どうしてもパッケージ化は時間がかかる。それでも大昔に比べれば随分良くなったんだけど。普通のデバッグならパッケージ化要らないし。まあ色々設定を確認しながら、地道に調べていくしかないね」
UE4.15 preview4のアップデート
「またまたアップデートがあった。クラッシュその他の細かい修正による安定性の向上。マテリアルのクラッシュも1件直ってるけど、これはうちで起きた現象とは関係なさそう」
「ただ修正箇所じゃなくて、まだ修正してないよって書いてあることの方がちょっと気になった。マップに配置したブループリントのパラメータが、時々消えるとかなんとか書いてあるんだけど」
妹「なんですかそれ」
「配置ブループリントを継承元のクラスの中身を変更して、強制コンパイルして、ってやった後でセーブすると、次に見た時にあるパラメータがなくなってる……多分初期値に戻っちゃってるんだろうけど、そういうことがあるらしい。で、その修正が4.15では間に合わないっぽいので4.16での対応に変更になったと」
妹「大惨事なのでは?」
「でもこれ4.8からあったらしいから。ということは2年ぐらい前からそうだってことで、あまり頻繁に起きることではないんだと思う。ただパラメータが消えてたら、セーブのし忘れの他に、このバグの可能性も考えておいた方がよさそう。時に継承元のクラスを変更した後とかは」
妹「でもどっちにしてもパラメータが消えてることには変わりないのでは?」
「そうなんだけど、なんというか、セーブしたつもりなのにしてなかったと理解しちゃうと、脳の老化とか心配になるでしょ」