VRoidで作ったデータをUE4に読み込もう……としたけど上手くいかなかった話
妹「これはなんですかな?」
「VRoidという、人型の3Dモデルを簡単作れるというふれこみのソフトを使ってる」
vroid.pixiv.net
www.youtube.com
妹「そんな都合のいいものが」
「まだベータ版だから、そこまで都合よくはないんだけど」
「元はこの状態で、そこから30分~1時間ぐらいでさっきのような顔になる。ただ慣れるまでには数時間かかってるけど」
妹「服は?」
「それはまだ対応してない。正式版では服を選べるようにして、ゆくゆくは服のデザインもって感じみたいだけど」
妹「操作方法は?」
「ちょっと慣れないとむずかしい」
妹「むずかしいんだったらBlenderとか覚えても一緒なのでは?」
「そういうむずかしさとはちょっと違うんだよ。Blenderとか3Dソフトがむずかしいのはできることが多すぎるから、どこにあるのかわかんなかったり、変なとこ押すと知らないモードになったりするせいなんだけど、VRoidの場合は人型キャラに特化してるから、機能自体が少なくて混乱しない」
妹「じゃあ何がむずかしいの?」
「例えば作った髪を削除するのがCtrl+Delキーとか。まだ説明書がないから、Twitterで探してようやくわかった」
妹「それは言われないとわからない……」
「あとはテクスチャを描くところで、自動的に左右対称にできないとか、ブラシのサイズが足りないとか、薄く塗るのがむずかしいとか、そういう細かいところがまだ微妙に不便」
妹「なるほど」
「でもこういうのは開発期間の問題で、改善は可能だろうと思う。完成度の問題。そして自分でデザインしたキャラが自由に使えるというのも大きい」
妹「タダなの!?」
「タダだし、用途も自由。最近流行のバーチャルYoutuber需要を睨んでるのは確かだろうけど、ゲームキャラに使ったっていい」
妹「それはすごい」
「なので早速UE4に読み込んでみようとしたんだけど……上手くいかなかった」
上手くいかなかったもの
UE4に直接読み込む
「今のところVRMが対応してるのは、VRM形式。これはglTF形式の親戚らしいんで、glTFに対応してれば名前を.vrmから.glbに変えるだけで読み込めるらしい」
妹「どっちも聞いたことない名前」
「最近できたんだよ。fbxだとソフトによって読めたり読めなかったり、色々と問題があったから、その解決になると期待されてる」
「まず、UE4は標準ではglTFに対応してないみたいだったんで、そういう感じのプラグインを探してきた」
「ここから4.19版をダウンロードして使用。寄付もできるけど、無料で使えるプラグイン」
妹「でも駄目だったの?」
「なんか読み込もうとしたらエラーがでる……読み込み側の対応が不完全なのか、保存したVRMファイルがglTFとして不完全なのか、そのへんはよくわからず」
Blenderに読み込む
※追記
Blenderではある程度読みこめるようになりました。
プラグインの入れ方をミスってたのかも。
翌日の記事に書きます。
「次はいったんBlenderで読み込んで、fbxで保存。その後UE4で読み込むというルートを考えた」
「残念ながらこれもエラー」
妹「glTFじゃなくて親戚だからなのでは?」
「そうかもしれないけど、仕様を見たかんじだと、glTFのうち一部の機能を使わず、あってもなくても関係ないとこに作者名とか利用規約とか入れただけだから、読み込みとしてはglTF規格のままでいけるはずだと思ったんだけど。ただglTFの中でもglTF2を使ってるんで、初代glTF用のだと上手く動かないとかはありそう」
妹「やっぱりfbxというやつの方がいいのでは」
「VRoidがfbx保存に対応してないから。fbxに対応したとしても、それはそれで不便な頃に逆戻りしちゃうから、できればglTFでエクスポートして、その上でglTF対応ソフトが増えていく方向で期待しているんだけど」
上手くいったもの
Unity2018/2017
「Unity+UniVRMでは読み込めた。まあVRM形式はUnityで推してるから、これで読み込めないと箚すだに困る。Unityで作ってるVRM対応アプリなら同じようにいけるだろうと思うんだけど、VRM形式のバージョンの違いというのはありえる」
まあまあ上手くいったもの
Windows10の3Dビューワー
「Windows10の場合、標準で3Dビューワーがついてる。VRMファイルの拡張子を.glbに変えてからダブルクリックすると、glTFとして読み込める」
妹「でもなんか変だね。色とか」
「色はVRoidでいうハイライトの設定が反映されてないのと、あと透過が上手く行ってないから眉毛とかがおかしいけど、形はちゃんとしている」