Paper2D用のマテリアルを作る(2) グレースケール化
「まずはグレースケールにするマテリアルというのを作ってみる。グレースケール化というのは、RGBから輝度に変換する処理だから、そういうマテリアルになってる」
妹「輝度というのは……」
「明るさの一種なんだけど、なんというかこう、お絵かきソフトに付いてるような色の明るさとは違って、色ごとの明るさも考慮してる」
R: 0.299
G: 0.587
B: 0.114
「正確にはこういう配分になってて、青<赤<緑の順に明るく見える。見え方にはディスプレイや個人差もあるけど、だいたいこういう順番」
妹「この配分は誰が決めたの? 緑信者か何かとか?」
「誰が決めたのかはよく知らないけど、RGB->YUV変換の公式の一部を使ってる。ただ今回は別にその規格に則ってるわけではないので、フィーリング的な物で変えても一切構わない」
妹「兄が作ったやつもなんか数字違うね」
「数字覚えにくいし、いちいち調べるのも面倒だったから、だいたいの数字で」
妹「でもそんなに緑って明るいかな? っていうか青の扱いひどすぎる」
「例えば0.333 0.334 0.333とかにすればだいたいRGBが平等になるけど、比較すると画像のメリハリが足りなくなることが多い。お絵かきソフトとかだとRGB平等の式を使ってて、グレースケール変換以外では輝度のことを考慮してないけど、結構大事」