MarvelousDesigner6でTシャツ作り②
「昨日作ったのは色々気に入らない部分があったので、ちょこちょこ修正していく。上の写真はそうやって修正してたら途中で布が腕をすり抜けていった場面」
妹「物理なんだから腕通り抜けちゃ駄目なんでは」
「布と布の位置関係でどうしてもそうなっちゃうことがあるんだよ。変なことしても途中で布が破れるってことは今のところないんだけど、そのかわりに別のとこに無理が出る」
「ちょっと肩周りの布地が多すぎる気がしたからへらして、脇が開きすぎないように、その部分も辺も短くした」
妹「これ左右同じように調整しないと変になるよね」
「その点については、一回半分にしてから展開しなおしてもいいけど、グリッドをオンにしておくと適当にマウスで動かしても合わせられる」
「型紙を調整すると、3D画面の布サイズも変わる。そしてまたシミュレートボタンを押すと布がシュルシュルっとくっつく。このボタンはトグル式、つまり押すたびにオンオフが切り替わるタイプだから、必要がない時は止めといた方が負荷が低いはず」
「上手く布がくっつかない時は、布を動かして調節。シミュレートボタンがオフの時は、変形した状態の布がその形状のままで動かせる。オンの時は布を引っ張ってシワ作ったり、変な着せ方したり出来る。型紙の形状に戻すボタンもある」
妹「適当にやっても意外と上手くいくもんだね」
「実際特注品でもなければ同じサイズの服を色んな人が来てるわけで、多少合ってなくても大丈夫。特に布の伸縮性が再現されてるから、大きめだとダボって着るし、多少小さめだとポリゴンが伸びてぴったりフィットする」
「わざと変な服にしてやろうと思って、片方の肩だけ長い生地にしたバージョン。縫い目の位置とかちょっと変なんだけど、こんなのでも案外着れちゃうらしい」
妹「いやでも絶対この人は肩のあたりが気持ち悪いことになってるよ……」
「首まわりは丸首タイプの方が好きなので、曲線ツールで加工する。これも簡単。3D画面の方を見ながらやる」
妹「あんまり小さくすると首が通らないよね? そのへんはどうするの?」
「厳密にやるなら体の測定用メジャーを使って、頭の周りの長さ調べて生地を合わせることになると思う。でも多少は伸びるし、頑張れば大抵のは着れるでしょ」
妹「すぐ首のとこビロンビロンになりそう……」
「これでとりあえず完成……と思ったけど、よく考えたらこれ袖がないからTシャツじゃないんだよね。Tになってない。ランニング?」
妹「この形だとランニングシャツじゃなくてノースリーブですな」
「明日こそはTシャツになる予定」