妹でもわかるUnrealEngine4

毎日更新? 妹に説明するために書いてるけど、たまにわかってない場合もあるUnrealEngine4を中心としたゲーム制作の話。略すとイモリアル

毎日更新? 妹に説明するために書いてるけど、たまにわかってない場合もあるUnrealEngine4を中心としたゲーム制作の話。略すとイモリアル

2Dゲームの背景調査(色彩編)

「今日は背景の色の話なんだけど、そもそもファミコンゲームだと背景が1色のみというケースも結構多い」

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「黒だったら夜とか地下、あるいは宇宙。青なら晴れた空とか、緑なら森の中というイメージで出てくる。これは容量が少ないから背景の絵を色々用意出来なかったのもあるけど、配色だけでも結構表現出来ること」

妹「でもしょぼくない?」

「中途半端にやるよりも1色の方がマシということもある。それに背景じゃなくて画面全体の問題でもあるから、敵とか足場とか色々配置されてるなら、背景はシンプルでも全体としてはにぎやかになる。ただ当然のことながら1色だけだと奥行きの表現がないし、多重スクロールにもならない」

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「昨日紹介したBallpoint Universeを例にあげると、奥の方にあるほどぼやけた感じになる。具体的には物体の色と線の色を近くして、色自体も彩度を落としてる。一番奥は黒のシルエットになってる。普通のイラストと同じで、配色の好みの問題もあるんだけど、キャラクタを明るめにして見やすくっていうのは基本」

妹「それだと明るいステージを作りたい時に困るのでは? 背景が明るくてキャラクターを暗くというのでも見やすく出来そうだし」

「背景が明るくてキャラクターが暗いというのは、明るい部分が多くなるし、逆光で撮った写真を見てるような感覚になるから、ゲーム画面を眩しく感じてしまう場合がある。そうすると落ち着いて回避とかやりにくい。色自体がどうこうより色の組み合わせとか、陰影の付け方でも違うけど」

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「昔のゲームだと使える色数が少ないから、結構派手派手しい背景が多い。好みとかレトロ感を出すためにわざとそうする場合もあるけど。色で背景と区別しにくい場合は、キャラクターに黒い輪郭線を付けたりする。背景に緑が多いなら、キャラクタは青か赤にするとかで色相による区別もあった。背景を1色だけで塗るのもキャラクターと混同しにくい効果がある。もしキャラクターの絵がシンプルなら、背景の方をゴチャゴチャさせる」