妹でもわかるUnrealEngine4

毎日更新? 妹に説明するために書いてるけど、たまにわかってない場合もあるUnrealEngine4を中心としたゲーム制作の話。略すとイモリアル

毎日更新? 妹に説明するために書いてるけど、たまにわかってない場合もあるUnrealEngine4を中心としたゲーム制作の話。略すとイモリアル

ラブ・エネミーのゲームオーバー演出の作り方

妹「そういえば兄が作ってたゲームの、GameOverの字がグルグルって出てくるやつはどうやって作ってるの?」

「あれはウィジェットなんだけど、ウィジェットを動かす方法は知ってる?」

妹「画面外から動かしてくるのは見たことある」

「それとだいたい同じ原理だよ。ただXとYの座標は変えずに、回転の角度と、拡大率、あと透明度を変えてる。最初は薄く大きく表示してぼやけた感じに、それが回転しながら段々ハッキリ見えてくるという演出。上空が地面に落とすようなイメージになる。昔携帯ゲームの演出を色々作ってた時に覚えたやつを応用した。ただゲームオーバー向きの演出ではなかったかも」

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「この中には使ってない項目がいっぱいある。透明度(Opacity)だけ変えたくても、ColorAndOpacityをセットで追加するしかなかったとか。使わないとこは触らずに最初と最後が同じになるようにする。RenderTransformも必要なのはスケールと角度だけ」

妹「回転はどうなるの? 角度を変えるのはわかるけど、何回転もするのに角度だけだと足りなくない?」

「それは角度指定の時に360を指定すると1回転、720だと2回転みたいに、角度の数字をたくさん増やすとそうなるんだよ。360は0と同じ角度、同じ表示になるけど、その間をアニメーションさせようとすると回転する。反対方向に回したい時は数字をマイナスにして、同じように数字を増やしていけば回転数が増えるよ」

妹「他にはどういう演出のやり方があるの?」

「例えば逆に小さい字が大きくなる感じでもいいし、左右から別々のがでてきて重なってもいいし、字の色を変えてピカピカ光るように見せてもいい。そのへんはプログラムよりアイデアの問題だから、自分で色々試したり、スマートフォンのゲームを見て研究するのがいいと思う。特に大手のは演出に凝ってるから。速すぎて変化がわかりにくいのでもカメラの録画機能とか使えばだいたいの原理はわかるから」

妹「でもそれやるとパクリになるのでは……」

「使ってる絵とかをそのまま同じように使ったらそりゃ駄目なんだけど、さっきも言ったようにアイデアの問題だから。アイデアは基本的に著作物にならないんだよ。実際問題として真似しあってるからどこも似たような感じになってる部分もある。だからこそ斬新な演出が入ってるとゲーム全体の印象もよくなるんだけど、研究しないと斬新かどうかもわからないからね」