妹、中ヒットに導くゲームデザインを読む
妹「兄がなにやら興味深い本を持っていたので読んでみた」
「どうでした?」
妹「なんか日本語がひどいというか……これもうちょっと簡単に書けるんじゃないの? っていう感じ」
「内容は?」
妹「最初の方は要らなかったかなあ。最後のも、別にゲーム会社に就職活動する予定はないし……。でも全体としては勉強になったという気持ちがあるんだよ。ただとにかく読むのに時間かかりすぎて、なにが書いてあったのか具体的には思い出せない」
「容量オーバーして古い記憶が消えてるね……」
妹「また最初から読むと多分後の方に書いてあったこと忘れちゃうから、真ん中らへんを中心にコンパクトにまとめてほしい」
「練習問題とかは?」
妹「いやまず第1問の他人のテストプレイするのが無理じゃん」
「ですよね」
妹「でも兄は最近わたしのゲームテストプレイしてるんじゃないの?」
「そうなんだけどこれ、テストプレイじゃなくてデバッグのような……」
妹「出来そうな問題もあったし、通してやるとちゃんとしたゲーム作れそうな感じはあった。すごくたいへんそうだけど」
「1人で出来ない問題と、あとボードゲームをプレイするやつも対象のゲームがうちにはないかな。人生ゲームとかもやったことない?」
妹「ひょっとしたらあるのかもしれないけど、記憶にはない」
「カルカソンヌあたりはそのうち買うかもしれない」
妹「うちにあればやるかもしれないけど、金は絶対出さないという強い気持ちがある」
「そ、そうなんだ」
妹「プロトタイプを作らないといけないってのは思ったんだけど」
「今作ってるやつがそれじゃないの?」
妹「もう作ってた……」
「いまのところ他のアクションゲーム色々の模倣というか、やりたいことが出来るのかどうかを確認してる状態だから。まだ面白いかどうか考える段階じゃないと思うよ。考えたら駄目ってこともないだろうけど」
妹「中ヒット以前に小ヒットしてないような気はしていた」