アンリアル花占い 制作メモ(1)「効果音を自分で録音する」
「今回はそんなにむずかしいことしてないんだけど、1つやってみたのが効果音の録音というもの」
妹「ぷちぷち言ってたよね。もっとゴツイ声で入れてるのかと思ったけど」
「あれはRoVeeというボイスチェンジャーを使って、音を高くしてあるんだよ。最近はバーチャルYoutuberとかでボイスチェンジは流行だから、資料はいくらでもある」
「ゴツイ声でもかまわなかったんだけど、花だからねえ。花びらってそんなに低くっていうイメージがないし」
妹「いや花びらは声が高いというイメージも特には……」
「まあこういうの使って設定変えたり、声自体の音程自体も変えたりすると、狙った音を作りやすくなるし、バリエーションも色々できる。音程以外にもノイズを混ぜたり色々方法はあると思うけど」
妹「録音はマイクなの?」
「先日買ったヘッドホンにマイクがついてるからそれを使った。USB接続のWebカメラについてるやつでもいいと思うけど。スマホで録音するのでもいいけど、それをパソコンに持ってくるのが大変かな」
「録音にはAudacityというソフトを使った。ぷちっぷちって20秒ぐらい言い続けて、ぷち1つごとに分けて保存するんだけど、その前にノイズの除去もやっておく」
「何も音がなってない、ただマイクで録音してるだけの状態の音を記録して、その部分をカットするというもの。おもったより綺麗にノイズだけ取り除いてくれた」
妹「ノイズってやっぱり気になるの?」
「結構いいマイクで、ノイズキャンセル機能もついてるんだけど、音量を上げると気になる。効果音を再生しはじめた時に、ぷちのぷが聞こえる前にサーッって聞こえ出すから。ノイズ除去後のデータだと、いつから音の再生が始まって終わったのかわからないから自然。なのでノイズ除去してから切り出し」
ファイル -> Export -> 選択したオーディオの書き出し
「今回はUE4で使うので、UE4が対応している16bitのWAV形式で保存した。他の形式だと上手く鳴らせなかったり、プラグインが必要になったりしそうだから」
周波数はたしかデフォルトで44100 Hz だったから、そのままでいいはず
WAV形式(16bit)で保存
「あとは出来上がったコンテンツブラウザに入れて、ブループリントから再生すればOK」
「これが実際に効果音を出している部分。花びらをクリックすると音が出て、花びらが取れるアニメーションが発生する。音の発生を3D空間上で設定できるノードもあるけど、今回はカメラ移動なしの2Dだから、位置指定なしでシンプルに音を再生できるPlaySound2Dを使ってる」
妹「でも自分で効果音しゃべるの大変だよね。ビシッとかズバッとか」
「今回は確実にぷちって聞こえる音が良かったからそうしたけど、別に口で言わなくても、そのへんの物を叩いたり引っ掻いてもいいわけだから」
妹「そっか」
「たしか時代劇の刀で斬りつけるとこでは、大根を切って音出すって前にテレビでやってたし。そういうのをマイクで録音してもいいし、さらに音程を変えたりしてもいいわけで。案外色んな音が自作できそうな気がする。」