ルーレットの作り方(13) 回転の余韻を残す
「前回のでルーレット処理としては完成してるんだけど、もうちょっと最後にこう、ゆっくり回って止まるみたいな演出を入れたかったので追加した……その結果また偏りを調べるのにえらい時間がかかるようになってしまった」
妹「それはこの間調べたのでは?」
「でも演出追加したからね。この変更だったら大きく影響はしないと思うけど。とにかく原理的には最初に全ての目が均等になるようにシャッフルしてるから、その後に回転に変化をつける演出を加えたとしても、バラツキ方に違いは出ない。出ないとは思うけど一応確認はする」
1000回×2セットの出目を集計
妹「適度に分散してるように見えるね」
「これでわかるのは単純にトータルの回数だけなんで、その中で変な規則性がでてないかとかもチェックした方がいいんだろうけど、毎回同じとこが多いとかはないし、だいたい大丈夫だろうという判断」
「仕組みとしてはこう、今まで通りの回転をさせた後に、そこから徐々にゆっくり、具体的には1フレームごとに5%減速していくという処理になってる。好みで調整していいけど、1以上を入れると加速しちゃうんで、ゆっくりにするなら0.9999999とかにするといいはず。一定以下の速度になったら止める。どこかで止めないと目に見えない速度で動き続けちゃうから」
妹「そうしたらズレないのかな? 丁度マス目の間に針がくるようにしてたと思うんだけど」
「ズレてるかもしれないけど、例えばズレてマス目の境界線上で止まったとしたら、また次もズレて境界線から外れるだろうから。1回ごとにズレて戻ってってなるケースはまずいけど、見た感じそうはなってないから」
妹「あと回転全部をこれにするというのは? 最初にもっと速い数字を設定して、そのまま回転させる」
「その方が回転は自然かもしれないけど、どれぐらいの速度でルーレットを回すかという加減がちょっとむずかしい。あと最初にルーレットをランダムに回しておくっていう部分でもやりにくい。その場合回り出す瞬間にランダム回転させてしまえば見てもわからないだろうとは思うけど。よっぽど遅く回すのでなければ。でも急にルーレット盤が違う角度から回り始めるというのは、なんか気持ち的に嫌だったのでこういう仕組みにしてる」
drive.google.comRoulette_15.zip - Google ドライブ
UE4.19用のプロジェクトです
レベルブループリントで、カメラをルーレット正面に固定する処理も追加してあります
※7/2追記
アドレスの設定をミスってて、ダウンロードできなくなってので直しました。