PPCelShaderを使って、とんびやあぶらあげに輪郭線をつける
僕が今も使っているUE4用のポストプロセス セルシェーダーを誰でも使える形でGitHubにて公開しました。Postprocess Materialとして適用すれば、誰でもすぐにこんな感じのセルシェーディングができます!自由にジャンジャン使ってください!!#UE4 #UE4Studyhttps://t.co/sHG4vbHR00 pic.twitter.com/gARF4jx1LB
— alwei (@aizen76) May 27, 2018
「アセットを入れるだけで使えて、自由に改造してもいいという、セルシェーディング用のポストプロセスマテリアルが公開されたんで、それをとんびのやつに入れてみていた」
「ダウンロードはGitHubから。日本人のalweiさんが作ってるやつで、説明も日本語になってる」
妹「それはありがたい。でも兄も前にそんなの作ってなかったっけ?」
「それは線だけのやつだったからね。色合いにはあまり興味がなかったからそのままに……このマテリアルは線も塗りも対応してて、かつパラメータで操作できるようになってるから便利」
「使うには、まずGitHubからダウンロードする。これがサンプルプロジェクトになってるから、開くとアニメ絵にされたグレーマンの群れが確認できる」
「このプロジェクトに自分のキャラのFBXとかを入れてみてもいいんだけど、自分のプロジェクトで使う時は、Contentsの中にあるPPCelShaderフォルダだけコピーすればOK」
妹「移行コマンドを使うの?」
「それでもいいけど、他のフォルダのとは関連性がないから、エクスプローラでコピーしても別に問題ない。ただUE4のバージョンが古いプロジェクトにコピーする場合はどうなるかわからないけど。今回はたまたま動作確認用に4.19で開いたとんびのプロジェクトがあったんで、それの中にコピーしてみた」
妹「そういえばダウンロードする時にバージョン設定はしなくてよかったの? SpriteStudioプラグインだとなんかタグをどうこうという」
「それは今のところmasterしかないから。将来的にはわからないけど、これはプラグインじゃなくてアセットだから、そんなにバージョンを気にする必要はないはず」
「で、自分のプロジェクトの中にあるポストプロセスボリュームに、ポストプロセスマテリアルを追加する。ボリュームがなかったら追加する。Infinite Extent設定にしておくと、カメラがどこにいっても対応できる」
適用後
適用前
「ポストプロセスマテリアルを入れるだけでこうなる」
「とんびと油揚げにも輪郭線がついてる。ブラーがかかっててよく見えないけど……」
妹「色も違うね、影がなくなるのかな?」
「そういうわけじゃなくて、指定した影の色が乗算されてる。ただ初期状態だとグレーで、そうするとどんなに光のないところでも真っ黒にはならない。若干暗くなるだけ。その方が輪郭線が見やすい。このへんの設定も変えられるので、例えば線を緑に、影を赤に設定すると……」
妹「気持ち悪!」
「まあこんな具合で色んなとこに影はある。影の色を濃い目にするとか、あと影の出方を調整するとかね」
「PPI_CelShaderはマテリアルインスタンスになってて、パラメータをすぐに変えられるようになってる。影の出方ならデフォルトは影のあるとことないとこが極端だけど、もう1つもっと緩やかに変化する画像もあるし、自作してもいい」