カーリング的な物を作る(1) ストーンを動かす
「オリンピック的なものを見ていた関係で、カーリングめいた物を作りたいなあと思ったので、ちょっと試作中」
「といったも石がまっすぐ動いて、しばらくしたら止まるというだけで、今のところカーリング要素はかけらもないんだけど」
妹「物理のとかで動かすの?」
「今回は物理は使わない。大雑把に色々ぶっ飛ばすなら物理使うけど、今回は精密なショットを楽しみたいというのもあるし、物理エンジンだと回転して曲がっていくというのが上手く再現できないというのもある」
妹「そんなのをちゃんと計算すると大変なのでは」
「ちゃんとではなくていい。ただ同じパラメータでストーンを投げたら必ず同じ結果になってほしいというのがある。そうでないとゲームとして差し支えがある」
妹「でもカーリングって同じ結果にならないものなのでは?」
「それはパラメータが違うからだろうと思う。投げる強さとか、石や氷の状態とか、いろいろ。完全に同じでもブレはあるのかもしれないけど、それを計測する方法がないし。そもそもどうしてそういう軌道になるかというのも、完全に解明できてはいないらしい」
妹「やっぱり作るの大変なのでは」
「カーリング完全再現が目的ならそうなんだけど、今回はそうではないから。軌道については面白ければ本物より大きく曲がってもいいし、途中でバックしてくるストーンとか作ってもいい。そこはゴルフとカービィボウルの違いというか。昔のファミコンゲームとかも本物とはだいぶ違うのが普通だったし」
妹「そういうものなのか」
「違っててもいいけど、ただゲーム中での結果は毎回同じであって欲しい。そう考えると、今日のやつはTickの間隔次第で違う結果になるのでよくない。フレーム落ちで多少見た目がズレても、結果は同じになるよう調整が必要」