Oculus Mediumで作るいつものやつ
「だいぶ操作にも慣れてきたので、いつものやつも作った」
妹「ヘンな顔……」
「顔のところは解像度だいぶ上げてみたんだけど、なにしろ曲面になっててなかなか書きづらい」
「ポリバケツも骨組みから作る。前回は線で形をとってたけど、今回は点も使ってる。絵を書く時にいきなり線を引くより、点をあとから繋ぐ方が思った線を引きやすいという話があったから、点->線->面という形で構造を作っていった」
妹「それやると線の勢いがあれになるけど、3Dだとそういうのはないのかな」
「当然一発書きよりボクセルの並びは乱れるけど、今回は線の間を埋めて、スムーズブラシかけてってやっていくわけで、そうすると元の線は残らないから」
「今回はレイヤ機能も使ってみた。あざらし的な部分と、ポリバケツ部分で別のレイヤ。こうすると色塗りで他のレイヤにかからないし、スムースブラシでごちゃごちゃにもならない。昨日の顔で耳の部分を作るのに苦労したけど、あれも別レイヤが良かったのかもしれない」
妹「3Dでレイヤというと……どういうことになるんだろ?」
「Mediumのやつはわりとシンプルなタイプで、2つのボクセルデータを重ねて表示してる。どっちかのボクセルがあればそれを表示するし、同じ位置に複数のボクセルが重なってる場合は優先順位上のレイヤのボクセル(の色)になる」
妹「シンプルじゃないタイプだと?」
「ZBrushのレイヤだと、元々のオブジェクトを彫って、つまりへこませて加工することが出来る。これはMediumでは出来ない。レイヤは物体の足し算用で、引き算用には使えない感じ。これもどこかにそういう機能があるかもしれないけど」
「他には、ポリバケツの凹凸は、四角ブラシで作った方が良かったかもしれない。消しゴムだけ四角にとかもやりたいんだけど、これは方法が見つからなかった。丸ブラシで削るとどうしてもえぐり取る感じになってしまうから。粘土でいうところのヘラでペタペタやる感じで修正出来るといいんだけど」
妹「Flattenブラシだったかな、あの平べったいやつ使えばいいのでは?」
「あれも悪くはないんだけど、Clayブラシと簡単に切り替え出来ないのと、一度角度を決めてガッと削る用だから、小回りが効かない。それはそれでいいとして、もう少し別のタイプのブラシも欲しい感じ」