妹でもわかるUnrealEngine4

毎日更新? 妹に説明するために書いてるけど、たまにわかってない場合もあるUnrealEngine4を中心としたゲーム制作の話。略すとイモリアル

毎日更新? 妹に説明するために書いてるけど、たまにわかってない場合もあるUnrealEngine4を中心としたゲーム制作の話。略すとイモリアル

妹はすでにVRゲームを作っていた

妹「VR的な物、作れそう?」

「作れるというか、もう作ってたというか……」

妹「どゆこと?」

www.freem.ne.jp

f:id:una_unagi:20170723215115p:plain

「とんび と あぶらあげ、VR版です」

妹「???? おおっ立体的に見えてる。なんだこれ」

「VR対応って、起動する時にオプションをつければいいだけらしくて、今公開中のゲームがそのままVR化する」

f:id:una_unagi:20170723215652p:plain

「exeファイルを直接実行せず、まずショートカットを作って、そのショートカットのプロパティに少し書き足すと、VRモードで起動するようになる」

妹「なんと不思議な」

「ただ当然のことながら、色々問題はあるわけで」

f:id:una_unagi:20170723215745p:plain

「まずUMGのウィジェットとして作ったタイトル画面が一部しか出ない。これはカメラにくっついてる感じだから、首を回しても見えないものは見えない。背景の方はぐるっと回って、絵が途切れてるところまで見えちゃうんだけど」

妹「ここはカメラ動かないはずだよね」

「VRモードにすると動いちゃうみたい。あとマウスカーソルも見えないから、ヘッドセットの隙間から見るとかして、ディスプレイ側を見ながらクリックする必要がある。今回はギリギリボタンが見えてるからそれでいけた」

妹「こうやって立体的に見えると、あぶらあげ取りやすくなるかなあ」

「いや……気持ち悪くなるからそこまでやってない」

妹「やっぱり酔うんだ」

「ということで、立体的に見えるようにするという意味でのVRは一瞬でできる。起動オプション以外にも、ブループリントで設定する方法もあるし。あとエディタ上でデバッグする時は、VRプレビューというボタンを押せばいい」

f:id:una_unagi:20170723220639p:plain

妹「そうするとUE4のゲームって、他のやつでも勝手にVR対応したりするのかな?」

「たぶんOculusとかのプラグインは入ってないと無理だと思う。テンプレートだとこれが入ってるから、とんびみたいに、プラグインがそのままに入ってる場合はVRモードに出来るはず。本当は容量削減用に消すつもりだったのを忘れてたんだけど」

妹「駄目か……そうするとちゃんとVRゲームを作る場合はどうしたらいいんだろ?」

(○) 立体的に見えるようにする
(△) キーボードやマウスを使わず、全部ゲームパッドで動かす
( ) Oculus Touchに対応する
( ) VRモードでのカメラの動作を把握する
( ) 移動しないゲームにする、もしくは酔わない移動の仕組みを作る

「立体的に見えるだけなら数秒で出来るから、あとは操作と酔いの部分が必要。ゲームパッド対応は普通に入力のとこで出来るとして、他のやつはもう少し調査しないとわからない。あとはVR専用にするかどうかって問題もちょっとあるけど」

妹「できればOculus Touch? その両手に持つやつで遊びたいんだけど」

「そうすると専用かなあ。Robo Recallみたいなやつだと、ゲームパッドで代替出来ない操作がでてくるし、出来たとしても難易度がかなり変わるから、必然的にVR専用になる」