マテリアルによるトゥーンアウトライン研究(5) シンプルすぎるアウトライン表示
「まずはサンプルのマテリアルを調べようかと思ったけど、必要のなさそうな部分がかなりあってわかりにくいかったら、まずは細かいことを考えずに深度から単純に線を引くようなマテリアルを作ってみた」
妹「線でてないとこが結構あるね」
「深度差のとこを100000にしてるから、ゲーム内単位で1km離れてないと線が出ない。だから遠景との境目しか出ない」
妹「遠すぎでは」
「1000(10m)に設定すると線の方はだいぶよくなるんだけど、背景がぐちゃぐちゃになってしまった。この遠景は、テンプレートのBP_Sky_Sphereなんだけど、曲面になってる部分が変な反応してるのかも」
「さらに線を太くすると色々と粗いのがバレてしまう。深度差があるとこの左側に線を引くから、右側の線は物体の線にかぶさるし、線が曲がるとこもカクカクしてる。あと左右でしかチェックしてないから原理的に上下の線は出せない」
妹「でも上下の線もあるような」
「ちょっと斜めになってるんからだと思う。カメラに対して完全に水平にすれば出ないはず。と、色々問題はあるんだけど、状況を限定して使う分にはこれで済む場合もあるかもしれない。計算はシンプルだから処理速度の点では有利」
妹「他の方法だったらこういう問題は解決してるのかな?」
「処理速度と品質とどっちを優先してるかで、解決するのとしないのがあるけど、だいたいの場合でこれよりは良くなると思う」