ポストプロセスマテリアルで中心以外をぼかす(4) Customノードのテスト
「Customノードというのは、マテリアルの中身をプログラムとして書けるノードのこと。普通のブループリントでいう数学式(MathExpression)ノードのような働きをする。といっても数学式ノードも使ったことなかった気がするんだけど」
妹「使ったことないね」
「とにかく作ったばかりのCustomノードというのは、Code欄に1が入ってるだけの、ほとんどプログラムに見えない状態。そしてOutputがFloat3の設定になってるから、3要素が全部1のVector型が出力ピンから出てくる」
妹「Float3? Vector3じゃなくて?」
「Customノードのプログラムではそういう風に書く。HLSLという言語で、これはUE4とは関係なく作られた物だから、細かい用語とか違いがある。C++言語に似ている」
他の数値を指定すると色が変わる
float3型のデータを作って、3要素それぞれを指定した色が出力ピンから出てくる
「このへんはすごく簡単。簡単だけど、簡単なのだったらあんまりCustomノード使う意味がなかったりする」
妹「これのドキュメントはどこにあるの?」
「これ以外にそれらしい物は見つからなかった。HLSL自体のマニュアルをながめながら、いくつかある日本語を解説記事をみて、だいたいの勘で作るみたいな。上級者向けの機能ということで、そのへんは説明しなくてもわかるだろうという扱いになってる」
妹「そんな難しいやつじゃなくて、ループできるノードだけあればいいと思うんだけど……」
「ループで困った人はだいたいCustomノード使ってるみたい。それか昨日みたいな仕組みで強引に乗り切るか。兄もHLSLは使ったことないから、とりあえず今回はボカシに使いそうなノードに限って調べてみる」